幸せってどんなもんですかね。

こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、しばらくテメーの言葉で書かなくなると、なんか妙な気分になりますな。
えー、函館に引っ越してきて七ヶ月とちょっとになるわけですか。
当面の目標は経済的に困らん生活状態にすることですが、ビンボーはビンボーで思うことはあるわけです。

 ふと、上京しようと決意した頃のことを思い出したりします。
僕ぁ、市街地から峠一つ越えた漁師町の出身ですから、とにかく田舎特有の閉塞感が嫌だった。かといって職に困らんよーな大学に行けるほど頭もよくなく、結局「作編曲を学びたい」っつー名分を思いついたわけなんですが。
まあ、亡父も短絡的で大それたことだと思い、すぐに泣いて故郷に帰るだろうっつーか、帰るように常に厳しくあたってましたね。
が、こいつが中々しぶとい。自分でも、なーんであんなに強情だったのか知りませんが、「死んでもあんなとこに戻らねえぞ!」と耐えたもんです。
結局、二十年近く、なんとかかんとかホームレスにならねーで暮らしてきました。
それどころか、結婚までしちって。

 いざ、戻ってきてみると、やっぱ根本的なとこは変わってねーですね。
こりゃ、函館が一番良かった頃を経験した年寄り連中の影響力のせいですかねえ。
そんなら戻ってくんなって話ですが、まあ、色々ありましてね。
とまれ、あれほど戻るのを拒んでいたのにカミさん連れて引っ越してきたんですから、内と外からっつー単純な客観じゃなく、もっと多面的な見方をしていこうかと。

 ところで、幸せっつーのはどんなもんなんすかね?
よくね、満員電車に乗り込んで仕事して、帰宅すると筋トレとジョギングして酒飲んで好き勝手やってた独身時代を思い出すんですけど、当時は幸せだと思ってましたけど、ありゃ楽なだけで幸せじゃなかったんじゃねーかと考えることがあります。
「これとこれをしたな?よし、一日終わり!」ってお膳立てがなされてると時間ってアイスコーヒーみてーに実体があんだかねーんだかわからんよーに過ぎていってたんじゃないかと。

 少なくとも、今の僕ぁ昔みたく毎日ジョグして深夜まで泥酔するよーな生活はしてねーです。モニターヘッドフォンで音楽聴きながら椅子で眠りこむよーなこともしてねーです。
夜はカミさんと酒飲みながら借りてきた『刑事コロンボ』観て、飯食って就寝です。市街地でも夜になると静寂に包まれますから、それを楽しみながらまどろむよーな感じです。
なんだか、今の方が時間を無駄にしてるよーに思われるでしょーが、少なくとも幸せだと思えるんだから、まだええでしょー。
こういった生活は長く続くもんじゃなく、変化の前にしばしご褒美みてーにおとずれるもんだっつーのが僕の今までの人生上のパターンでして。
しかしだなぁ、幸せなのはええんですが、オッサンになったせいなのか、他に要因があるのか、自慢の記憶力なんかが低下したと自覚してますんで、頼みの綱のテメーで考えられる頭を大事にせねばと思う次第です。


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